いよいよ無線ブロードバンドが始まります。2.5ギガHz帯を使った新しい無線技術です。
これはモバイルでの使用はもちろんですが、デジタルデバイトの解消も視野にされています。
日本では、KDDIのWIMAXと、次世代PHSの二つの規格で始まります。
その中でも注目しているのは、ウィルコムの次世代PHSです。
WILLCOM COREと命名されました。最近、詳細が明らかになりました。
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20373950,00.htm
時速300kでも通信出来る移動性と、上下100Mの速度、この記事にはありませんが、到達距離約10k程度、月額4000円を切る料金になる模様です。
従来からPHSは、DCA(ダイナミック・チャンネル・アサイン・周波数自動調整)という技術を備えています。これは、基地局の配置を自由に出来る特長と、エリアの中にさらにエリアを構築出来る特長があります。
マイクロセルで、エリアを細かく区切って周波数帯を使いまわし、通信速度の低下を防ぐことも出来ました。
これらの事により、低価格での運用を可能にして来ました。
しかし、微弱な電波を使いますので、どうしても郡部での運用がし難いという面もありました。
WILLCOM COREでは、このマイクロセルと、マクロセルを構築出来ます。
都市部のような過密地帯では、マイクロセルによって、速度の低下の少ない運用が可能です。(世界で始めてウィルコムが商用で実用化に成功した、同じ周波数を使って、複数の通信を実現する方法の「空間多重」でも周波数帯を有効利用出来ます)
山間部や郡部では、大きなエリアのマクロセルを構築して、電波の到達距離を稼ぐ事が出来ます。(さらにウィルコムでは、アダプティブアレイがあります。基地局で端末の位置を検知して、角度を変えて指向波を送り、端末の位置で合成し、最大強度を出す技術です)
つまり、WILLCOM COREは、モバイルでのネットへの接触機会の増大、過疎地でのブロードバンドの始まりを急速に形成します。
無線ブロードバンドは、音声端末だけでなく、インターネットの領域で、一つの大きな変化をもたらします。
カード型モデルでは、ADSLからの置き換えも進む事と思います。インフラが未整備でブロードバンドが使えなかった地域でも、インターネットが身近になって行きます。
さらにウィルコムの基地局は、今では人口カバー率99.3%、16万局のネットワークになっています。この場所にWILLCOM COREの基地局を簡単に併設出来ますので、エリア展開は、かなりの速度で行えます。
ネット市場の更なる大きな変化をもたらします。
2008年05月30日
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